禁煙外来の処方薬。貼り薬のニコチネルについて

禁煙外来に行くと、様々な検査やカウンセリングの上、2種類の禁煙補助薬から医師との相談によってどちらかを選んで取組む事になります。

 

ニコチネルというのは、チャンピックスのように飲む禁煙補助薬ではなく、カラダに貼って、少量のニコチンを摂取しながら、徐々に離煙を進めていくための薬です。

 

一般的には、チャンピックス処方よりもニコチネル処方の方がトータルで禁煙外来にかかる費用は少なく済む場合が多いです。

 

チャンピックス⇒15,000〜20,000円
ニコチネル ⇒12,000〜18,000円

 

このぐらいの差はあるかと思います。

 

 

経口薬のチャンピックスと違い、ニコチネルにはニコチンが含まれています。

 

ニコチン切れによる離脱症状を抑えタバコに対する根本的な欲求を強力に抑え込むチャンピックスに対し、適量のニコチンを補うことでニコチン切れによる離脱症状をやわらげるのがニコチネルと言えます。徐々にニコチン濃度を低くすることにより、禁煙成功までの難易度で言えば、チャンピックスよりもニコチネルの方が、比較的楽に禁煙に取り組むことができます。

 

 

チャンピックス、ニコチネルともに副作用としては寝付きが悪くなる(中には悪夢を見るという人もいるようです…)、頭痛、めまいなどは共通して報告されていますが、ニコチネルは貼るという性質上、皮膚のかゆみやかぶれ、赤く発疹が出るといった症状も体質によってはあるようです。

 

医療機関にいって、疾患を患っていては元も子もないので、こうした症状が出た時には、医師に相談してみましょう。

ニコチネルの種類

ニコチネル(パッチ)には、そのニコチンの含有量によっていくつかの種類があります。

 

一般的にはニコチネル10〜20。これは普通に薬局で購入できます。
逆に処方箋が無ければ変えないニコチネルTTSというパッチもあり、これは10〜30まであります。

 

数字が大きい程、ニコチンの含有量が多く、重度のニコチン依存症の患者さんほど、30を選ぶのが適切という意味合いですね。

 

 

禁煙外来に通院するのを億劫がり、「薬局で買えるならニコチネルで禁煙すればいいか」と思って20を選んで禁煙を始める人も多いですが、これは正直失敗する可能性が高いです。

 

 

ヘビースモーカーであればあるほど、市販の20のニコチネルでは、禁煙初期の離脱症状を抑えきれず、時間とお金の無駄に終わるケースが多いんです。。

 

何より、市販でのニコチネルの購入には保険が適用されないため、費用面でも禁煙外来を受診し、保険適用を受けて処方してもらった方が、
トータルでみてお財布にも優しいという事になります。(※禁煙外来を受診しても、保険が適用されない場合もあります。詳しくは⇒禁煙外来の保険適用

 

 

ちなみにニコチネルは禁煙時のイライラ・集中困難などの症状を緩和し、禁煙をサポートする補助薬であり、タバコを嫌いにさせるような作用はありません。
1日1回貼るだけと使用方法も簡単なので、チャンピックスよりもニコチネルを選択して禁煙に取り組む人の方が多いようですね。

 

独自の経皮吸収治療システム(TTSシステム)により、禁煙に必要なレベルのニコチンを安定して皮膚へ放出します。(同じニコチネルでも、吸収量には個人差があります。)

 

 

使用上の注意点

ちなみに、ニコチネル(ニコチンパッチ)は虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)の方は使用できません。

 

また、チャンピックスについてもうつ病や統合失調症など精神疾患のある方は、慎重に使用する必要があったりもします。

 

 

過去にニコチネル(ニコチンパッチ)で禁煙に失敗している方や、肌のかぶれなどでニコチンパッチを継続して使用できなかった方は、チャンピックスを選ぶべきと言えますね。

 

逆に心疾患・精神疾患がなく、過去にニコチンパッチでの失敗経験がない方(基本的に禁煙外来や禁煙補助薬を考える方は大体こっち)は、どちらでも良いと思います。

 

 

ただし、もううすうす感づいているかもしれませんが、
禁煙の成功率は、ニコチネル(ニコチンパッチ)よりも、チャンピックスの方が高いというのが現実です。